ある日の夕暮れ、急遽レッカー搬送され入庫した987型ケイマン。
どうやらキーONにならず、シフトがパーキングからニュートラルにもできないようです。
バッテリー上がりでしょうか?😥
幸い、ヒューズボックスにある緊急用の端子にブースターを繋いでボンネットが開きましたので、バッテリーの点検ができます。
バッテリーテスターを繋いでバッテリーの状態をチェックしたところ、電圧も容量も全く問題なし。ターミナルの接触も大丈夫そうです。
なのにキーONにならない。というより全く電気が来ていない状態です。バッテリーが外れているのと同じ状態・・・🤔
しかし、実は少し前にも同様の症状で入庫した987ボクスターがあったため、すぐに原因は特定できて無事エンジン始動できました!
その原因は↓写真の赤丸部の接触不良です。
バッテリーのプラスケーブルなのですが
ここを外すと・・・
このようになっていて・・・
相手側は・・・
こうなっています。サビが・・・😲
このサビサビの棒はバルクヘッドを隔てて車内からバッテリースペースに伸びています。
棒の向こう側は、ジャンクションボックスになっていてクルマのすべてのシステムに電気が分岐されています。
つまり、このサビによってプラスの電気が大元から遮断されたせいでバッテリーが外れたのと同じ状態になっていました。
とりあえず、接触不良を起こしている部分をゴソゴソしたら電気が流れるようになったのですぐにエンジンをかけることができたわけです。
再発防止のために、端子を磨いて電気端子用のグリースを塗布しておきました✨
バッテリー交換の際には一緒にチェックしておいたほうがいいかも💡
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